景気の回復局面に再生・倒産案件は多くなる!?
お知らせ 2018年01月29日
平成30年1月28日の日経新聞朝刊の1面に,「先進国,需要不足解消へ」という記事が大きく掲載されました。リーマンショック(2008年)以降,先進国(特に日本)が苦しんだ需要不足がいよいよ解消され,日本の景気回復局面もいよいよ本格化しつつあるということです。
ところで,景気回復局面では,債務整理・再生・倒産案件は多くなる,という指摘があります。
経営者も,活動期には気分も明るく再生・倒産にも前向きになることができる,債務者関係者の再就職も苦労しない,金融機関の引当も完了はもちろん利益も出て動きやすい,などいろいろな理由がつけられます。
そういわれてみると,最近,当事務所にも債務整理・再生・倒産案件のご相談が多いように思います。たまたまかもしれませんが,債務整理等にいらっしゃった社長から,「従業員はすべて他社に引き取ってもらった」,「自分の債務整理後の仕事先はすでに見つかっている」などの話も聞かれます。
今後の債務整理・再生・倒産案件の動向には注意が必要だと思います。